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ホトトギス初鳴き、イマドキの年寄り

 バスを降りたところで会った人に、「夏は来ぬ、だね」と言われて、心の中で「でも、まだ、ホトトギスが・・・」などとつぶやいていたぴーこですが、夕食後にお茶を飲んでいたら、開け放した窓から、近くの公園で「特許許可局!」とさえずっている声が風と一緒に飛び込んできました。
 そういえば、今日は朝の散歩の時に、桜の木のてっぺんから「一筆啓上奉り候」という声も初めて聞こえてきました。

 さて、自分に理解できない行動パターンを目にして、「まったく、いまどきの若者は」と中高年が嘆くのがお約束のパターンですが、その逆に、「本当にイマドキの年寄りってば!」と叫びたくなるときって、ありませんか。乗り物(とくに電車)の中での携帯電話のマナーなんかがその代表例かと思いますが、私がここ数年怒りの炎をめらめらと燃やしているのが、駅前広場への買い物用カートの放置。
 私が利用する駅前のバスターミナル周辺には、スーパーから持ち出された買い物用カートが、常時、少なくとも数台——ひどいときには十数台——放置されています。お店の人がときどき片付けているでしょうから、実際に持ち出され放置されているカートの数はもっと多いものと推測されます。時にはその「犯行現場」も目撃することになるわけですが、今日見かけたのは、いやいや、すごかった。
 「犯人」は、70歳前後と思われる小柄な女性だったのですけれど、まずは、バスを待ってベンチに腰掛けていた私の目の前を、「どうやったらこんなにすごい音を立ててカートを押せるのだろう」というくらいの音をたてながら通り過ぎていきました。さらにすごかったのは、そのあと。まだバス停まで30メートルくらい距離の残っているところで、向こうに止まっているバスが発進しようとして右のウインカーを出したところ、どうしてもそのバスに乗りたかったのでしょう、その人物はカートを押しながら走り始めたのでした。それも、ものすごいスピードで。「そんな元気があるなら、カートなんか持ち出さずに自分で荷物持って歩けよ!」とツッコミを入れたくなるくらいの。
 しかし、そんな必死の形相が気づかれることもなく、バスがそのまま発進しようとしたので、心の中で「けっ、ざまあみろ」と毒づいて溜飲を下げかけた、まさにそのとき・・・。
 さらに後ろから、同じバスに乗りたかった男子高校生が猛スピードで走ってきて、発進しかけたそのバスを止めてしまったのです。その間に、暴走カート婆さんも追いつき、結局バスに乗れてしまったのでした。バス停には、残されたカートがぽつん。ちっ、せっかく天罰が下ったと思って溜飲を下げかけたのに。
 どうしてこういうことになっちゃうんでしょうね(こういうときに「ざまあみろ」だの「ちっ」だのと思うぴーこが人としてどうか、という話はさておき)。いわゆる「公共心」の欠如というやつが原因ではないかと思うのですが、それはやっぱり郊外のニュータウンだから、なんでしょうかね。もう少し狭いコミュニティであれば、チェックが働き、その後の制裁(レピュテーション・リスク)が有効に機能するところが、そうはいかなくなっているという。
 「いまどきの若者」の、たとえば、電車内での飲食や化粧というのも、私自身はものすごくイヤなのですが、彼らの場合、そもそも、電車内がそういうことをしないほうがよい「公のスペース」だという意識が欠如している、つまり、知らない、というのが原因なんじゃないかという気がします。まあ、その意識を変えるというのも、それはそれでとてもエネルギーのいる大変なことだとは思いますが(「知らない」のではなく「理解できない」という可能性もありますから)、でも、知らないのだとすれば、教れば改まる可能性がないわけでもありません。
 それにくらべて、高齢者のカートの放置は、これが「してはいけないこと」だということを知らない、という可能性は低そうですよね。ということは、原因は、「人が見ていなければ何をしてもよい」的な発想が根底にあること、ということになりそうです。ときおり、「そのカート、いったいどうするつもりよ。あとで誰が片付けると思ってんのよ。だいたい、なんで自分だけそれが許されると思えるわけ? え? え?」と詰め寄りたい衝動にかれますが、こういう人にはきっと何を言っても無駄なんでしょうね。かえって逆ギレされるのが関の山のような。
 放置カート、以前は、時々ぽつん、ぽつんと放置されるのが目立つ程度でしたが、このところ常態化し、台数も増えているような気がします。スーパーにもおそらくは苦情がきているはずで、駅前にはその旨の張り紙もありますし、ときどき従業員の人が回収にきているのも見かけます。私自身も、いちど、乗りたいバスまで時間があったので、イライラの種を数台まとめてお店に持って行ったことがあるのですが、「この人何してんの」的な視線が刺さってくるような気がして、結局これは一度きりでおしまいになりました。
 何かうまい方法はないものでしょうかね。
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by thebrandywine | 2009-06-02 22:59 | どうでもいいこと

茶太郎+ぴーこのおばかな日常: ぴ「うりゃー!」 茶「ぐぇぇぇ~」


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