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川原湯温泉の思い出

 台風9号が近づいてきていて、関東地方へは今日の夜に上陸するようですね。
 JR吾妻線の運休のニュースを見て思い出すのが、6年前、2001年の9月のこと。この年は、訳あって茶太郎がひと夏、缶詰状態になっていたのですが、ようやく解放の目途がついたので、1泊の温泉旅行を計画しました。行き先に選んだのは、吾妻川沿いにある川原湯温泉。当時、2006年の八ツ場(やんば)ダムの完成でダムの底に沈むと言われていたところです(現在、差止めを求める裁判が関東各県で進行中で(八ッ場あしたの会)、まだ温泉は営業していますが、国道やJRをダムの上を走らせたりするための橋脚の工事はかなり進んでいます。)。
 忘れもしない9月10日の朝8時半頃、宿泊を予定していた旅館から電話がかかってきました。「台風12号が来ていますが、本当にいらっしゃいますか」とのこと。何も考えずきっぱりと、「行きますよ」と返事をして、のんびり出発したのはよかったのですが、関越道にのったあたりから雨が降ってきました。それでもあわてず(?)、伊香保の近くの水沢観音でお昼に「水沢うどん」を食べたりしていたのですが、だんだん雨が強くなってきて、宿に入ったあと、国道145号は通行止めになってしまいました。
 で、その日は、出かけることもままならず、お風呂に入ってごはんを食べただけ。部屋の小さなテレビを見て退屈をかみしめていた記憶があります。翌日も、雨はあがっていたのに、国道の通行止めはなかなか解除されず、国道に出ないで動けるところもかぎられていて、宿に缶詰。ぷらぷら歩いて源泉を見に行った程度です。宿の人にとても迷惑そうな顔をされながら、申し訳程度のおにぎりをお昼ご飯にいただいたのでした。
 結局、145号の通行止めが解除されたのは、午後2時。「雨量が多くなるとすぐ通行止めになるのが、渓谷沿いの国道の(飛騨川バス事故以来の)宿命なんだなあ」、と実感しながら、「でも、鉄砲水に襲われたりしたらどうしよう」などと心配しながら、帰途についたのでした。

 で、伊香保温泉とか高崎の市内に立ち寄って、家に帰ってきたのが9時半過ぎ。何が原因だったかは忘れましたが(多分くたびれて怒りっぽくなっていたせいで)、帰りの車中で茶太郎とけんか。口も聞かないでいたのですが、10時のNHKのニュースを見ようとテレビをつけた茶太郎が何か叫んで大声で呼ぶのでテレビの前に行ってみたら、ニューヨークの高層ビルに旅客機が突っ込んでいたのでした。
 2001年の9月11日のことです。
by thebrandywine | 2007-09-06 11:36 | 遠くにおでかけ

茶太郎+ぴーこのおばかな日常: ぴ「うりゃー!」 茶「ぐぇぇぇ~」


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