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2枚の写真

 雑誌の構成の最後のチェックって、誰がどんなタイミングでするものなんでしょうね。週刊新潮の6月26日号の巻頭の写真記事が先日の岩手・宮城内陸地震について触れたものだったので何の気なしにパラパラめくっていたのですが(「戦慄の鳴動」)、この最終ページの写真と、隣のページの広告の取り合わせが何とも皮肉で絶句してしまいました。
 地震特集の最終ページの写真は、避難所に一面に敷き詰められたお布団の上で、おばあちゃんが、疲れた表情で虚空を見つめて横になっているシーン。その左隣のページはフィンランド航空の広告なのですが、バリバリと仕事をこなしていそうな女性が、仕事をやりとげた充実感と心地よい疲れに包まれながらビジネスクラス(?)のとても快適そうな角度に倒したシートの上で至福の眠りについている、という設定を想像させるもの。2つの写真は、元来まったく関係ないはずのものなのですが、疲れたおばあちゃんと、主張帰りの白人女性の、右上の頭から左下の足へと伸ばした斜めの線の角度がほぼ平行で、同じ構図になっているだけに、2人の女性の状況の違いが大きく際だっていたのでした。
 雑誌の広告を掲載する(とってくる)ときに、それが何ページ目にくるかということが大事なポイントになるのは当然として、前後にどんな記事がくるかということはあまり問題にならないのかしら。他人の不幸の横でのうのうとしているような感じで、広告主にとってあまりいいイメージにならないような気がするのですが。広告の位置が変えられないとしたら、記事のほうの配置や構成を変えるという手もあると思うのだけれど・・・。それとも、あえて意図的に、同じ構図の写真を2枚並べて配置することで、地震後の悲惨な状況と、機内の快適さを対照させようとしたのかしら。
 なんだか釈然としないぴーこでした。
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by thebrandywine | 2008-06-20 13:16 | どうでもいいこと

茶太郎+ぴーこのおばかな日常: ぴ「うりゃー!」 茶「ぐぇぇぇ~」


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