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「東北」方向の基点

 骨休めの温泉旅行から帰った後も、自宅でずるずると骨休めばっかりしているぴーこです。

 先日、市立図書館に行ったときに、東北の歴史を簡単に解説した本があったので、「夏の帰省プラスアルファの予定を立てるのに役に立つかもー!」と思って、ガイドブックと一緒に借りてきたのですが、なんだかちょっとヘンなんですよね、その本(あえてタイトルは記しません)。
 前書きが、「みなさんは『東北地方は本当に“東北”に位置している』と思いますか。『何でそんな愚問を出すの?』と怒る人もいるかもしれません」で始まっていて、その後に、「方角の基点は、この場合は首都である東京であることは言うまでもありません」と続くのです(太字強調はぴーこ)。で、東京を基点とすると東北地方はほぼ真北になるのに、なんでそんな「きわめて不正確な『東北地方』呼称」が用いられたかといえば、それは、「九州の『西南地方』を意識しているから」だとしているのです。
 「東北地方」という呼称がいつの時代から用いられていたのか、私にはわかりませんが、かりに明治維新以前から用いられていた呼称なのだとすれば、基点は、京都なんじゃないんでしょうか。京都を基点にすれば、西南地方はまさに南西(西南)だし(東京基点だと、西南西くらい)、東北地方だって、ちゃんと北東(東北)の方向、東のさらに北の方に位置することになります。なんで「言うまでもなく」東京が基点になるんでしょう。「言うまでもなく」なんていうのが、ものすごくアヤシイ。冒頭の問いかけは、愚問というより、読者を愚弄しているような気がしちゃいます。それとも、「御維新前なら京都が基点」なんて考えが、シロウトの短絡的な浅知恵だと言いたいのかしら。
 というわけで、(私が間違っているかもしれませんが)読む前にすでに著書に対する信頼がぐらぐらと崩れてしまったので、中身を読まずに返却することになりそうです。いや、お手軽に知識を身につけようなんて卑しい了見がそもそもの間違いの始まりだったんだな、と反省しております。
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by thebrandywine | 2008-07-29 00:42 | どうでもいいこと

茶太郎+ぴーこのおばかな日常: ぴ「うりゃー!」 茶「ぐぇぇぇ~」


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