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そうか、そうだったのか!

 先日行ったラーメン屋さんのトッピングのメニューに「味付とろり玉子」というのがあったのですが、このメニューを「と」と「ろ」の間で区切ってしまった私の頭の中は、かなりヤバいことになっていました。きっとこれは、メニューが、あまり美しいとは言えない手書きだったせいです。断じて私のせいではありません。

 さて、歌の歌詞の音(発音)はちゃんと覚えているのに、その意味を間違えて理解していたというのは、よく聞く話ですよね。私の場合、「うさぎ」が「美味しい」とか、「赤い靴はいてた女の子」が「いいじいさん」とか「ひいじいさん」に拉致されたとか、さすがにそういう勘違いをしたことはありませんが、先日テレビで「仰げば尊し」が歌詞(字幕)つきで流れているのを見て、この歌を間違えて覚えていたことに気づきました。
 私が間違えていたのは、1番の「おもえばいととし このとしつき」の部分。「いととし」は「いと疾し」だったんですねー。音だけ教え込まれたまま、深く考えもせず、「いとおしい」みたいな意味だと思い込んでいたのでした。小学校、中学校はともかく、せめて高校とか大学の卒業式で気づいてもよさそうなものですが、子どもの頃に丸暗記をさせられたことというのは、いつになっても、良くも悪くも反射神経で反応するのだなあということを、あらためて思い知らされました。

 歌詞の意味はおろか、歌のシチュエーションが全然わかっていなかったのが、春日八郎の「お富さん」。子どもの頃のNHKの歌番組「なつかしのメロディー」で毎度のように流れていたように記憶していますが、当時の私は、「死んだはず」のお富さんがどうして生き返ったのだろうと首をかしげていました。
 思春期になって「お富さん」を耳にすることもなくなり、それから長い長~い年月がたち、先日のこと、読んでいた小説にこの歌の一節が出てきたので、何となく口ずさんでいて、お富さんの職業やら、歌い手(歌の主人公)との関係やらについて、ようやく「あーっ!」と思い至ったのでした。
 ついでに、出だしの一節「粋な黒塀 見越しの松に」についても、発音としては聞き取れていたようなのに意味についてはやはり完全に取り違えていたことが判明しました。「黒塀」は「黒兵衛」に、「見越しの松」は「神輿の松」に脳内変換されていたように思います。当時の私の頭のなかでは、洒落者の黒兵衛さんがお神輿かついでたんでしょうね。出だしからこれじゃ、そりゃ、「大人の事情」までわかるわけないです。
 てか、「お富さん」の意味を歌を聴いただけで分かる小学生がいたら、それはそれでコワイけど。

 ちなみに、冒頭でふれた「赤い靴はいてた女の子」は、名前を「きみちゃん」というのですが、真相は歌の内容とは違っていたのだとか。きみちゃんは、たしかに異人さんに連れられてアメリカへ渡ることになっていたのですが、結局それはかなわず、麻布十番近くの孤児院で亡くなったのだそうです(赤い靴の女の子 きみちゃん)。
 これも、つい最近知ったことです。
by thebrandywine | 2008-04-14 22:30 | その他いろいろ

茶太郎+ぴーこのおばかな日常: ぴ「うりゃー!」 茶「ぐぇぇぇ~」


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