名古屋に帰省してきました
若狭は、三方五湖と小浜を回ってきました。三方五湖は若い頃にいちど日帰りドライブに行ったことがあるだけで、今回あらためて行ってみて、その風景のすばらしさに心洗われる気分になりました。海沿いの景色も美しく、まさに眼福。しかし、あんな景色の美しいところに、なんで原発いっぱい作っちゃったんでしょ(あ、三方五湖にという意味ではなく、敦賀から若狭の海沿いにという意味ですが)。
食べ物のほうは、基本的に日本海の魚介類は冬が旬ですが、グジ(アマダイ)は今が食べ時で、お昼を食べるときに別注して姿焼きをいただいてきました。身が柔らかくてとってもジューシー。淡泊だけど味わい深く、期待と想像をはるかに超える美味しさに感動。運転の心配がないときに、日本酒と一緒にいただきたいお味です。
泊まった宿に「蟹食え、すぐ!」と書いてあったので(うそ、ホントは「カニ」「クエ」「フグ」のコースもありますので冬もどうぞ、というポスター)、また冬に行かねばなりませんな。宿の人に、「それぞれ別のコースをとってもいいんですか」と聞いたら「全員一緒じゃないとダメですw」と言われたので、予約を夫婦3組、別々にとって、鍋のコースを3種類制覇するのはどうじゃろか、と考えております。
あと、へしこのお茶漬けにチャレンジしたり(しょっぱかったけれど、懸念していたクセのほうはそれほどでもなくて美味しかった。こっちもお酒が必須)、くずまんじゅうを食べたり。福井のガイドブックにも載っていますが、くずまんじゅうをかき氷と一緒に食べたりするんですね。1日目と2日目とでお店を変えてみたら、シンプルな食べ物なのに味が全然違うのにびっくり。初日に食べた「伊勢屋」さんのが断然美味しかった。食感だけでなく葛の味そのものが伝わってきましたよ。あんこも、かき氷にかかっていたシロップも本当に品のいい、奥行きがありながらすっきりさわやかな甘みで。原料の葛やお砂糖だけでなく、お水がいいんでしょうかね。
福井は、食べ物も美味しいし、景色がきれいな場所も多いのに、印象としてはとっても地味ですよね。観光資源を有効活用していないようで、なんだかもったいないなあ、と思いましたよ。東京からすると「地球の裏側」みたいな感じで、距離の割にアクセスが悪い、というのも影響しているのかもしれませんが、県民性とか関係してるのかしらね。
香港4日め
きのうの午後は、念願のハイティ@ペニンシュラを体験しました。行ったのが3時半をとっくにすぎていたのに、長蛇の列で、席へ案内されるまでだいぶ待ちました。しかし、階級の明確なコロニアルな場所って、いわゆる「ごほうび旅行」的な時間をすごすには快適なのですけれど、時折「こういうことしてていいんだろうか」と、ハッと我に返る瞬間があるわけで、私のような貧乏性の庶民は、結局どこかリラックスしきれないままで、似合わないなあ、と思うのでした。
しかし、香港は、外気と室内の温度差が激しいです。室内はがんがんに冷房がきいていて、そのまま外へ出ると、もわあーっと湿気がまとわりついて体全体が結露するような感じ。今年は、自宅にいるときは、扇風機をわりとうまく使えていて、室温が31℃にならなければ、じんわり汗をかいてすごす、というパターンで何とかすごせているのですが、この、節電しつつゆるくすごすことに慣れた体には、香港の内外の温度差の激変はなかなかこたえます。
香港滞在も残すところあと明日1日。明後日の昼過ぎの便で帰国です。さてと、あとは何を食べようかなあ。
明日から京都
「篤姫」のときはそれでも、原作ががっちりしていたので、少々の「おいた」くらいは「スパイス」ですんだんでしょうけれど、今回は脚本家が原作まで書いてるからなあ。もうぐだぐだ(ご丁寧に昨年のうちに原作なんか読んじゃったりして本代ばかりか時間まで無駄にした、かわいそうなぴーこ)。
明日から、恒例となった「冬の京都食い倒れの旅」へ行ってきます。このところ無駄に超多忙な日々を送っていまして、優雅に旅行なんて出かけている場合じゃないことは重々承知で、行くかやめるか1週間前まで悩みに悩んだんですが、費用と便益を考えて決行することにしたのでした。昔お世話になった人と美味しいものをたくさん食べていっぱいおしゃべりをして元気になって帰ってきます。
前回は、ちょっと粘着気味なくらいに食べることにこだわって、あれこれ具体的に設定して出かけたのですが、今回は、観光のポイントも絞り、お店もほぼ適当な感じで、ゆったりと遊んでこようと思います。何とかのひとつ覚えの「出町ふたば」も今回はお休み。かわりに、「東寺餅」で草餅とかお団子とかをいただけたらいいな。
観光のほうは、東寺(五重塔が冬季特別公開らしい)と、前回とてもよかった建仁寺(こちらも冬季特別公開がいくつか)をまわる予定。でも、私が京都へ行くと、嵐にはならないんですが、必ず雨に降られます。今回も天気予報によれば、「ばっちり」です。傘忘れずに持っていかないと!
「あんた誰!?」@旭山動物園
それでは、クイズ形式で。

あんた誰?

ホッキョクグマでした。
上の写真とは別の個体です。この子はオスのイワン。上で寝そべっているのはメスのルル(だったかな? もしかしたらサツキだったかも)。上の写真にあるようなドーム状の窓からシロクマを間近に観察できるようになっていて(「シールズ・アイ」)、私たちも並んでチャレンジしたのですが、雪がすごくてほとんど何も見えませんでした。雪のすき間が1センチくらいあいていたので、そこから「寝そべっている」ことだけ何とか確認した、という程度。
でも、写真にはうまくとれませんでしたが、泳いでいるシロクマは迫力がありました。豊かな毛が水中でぼわぼわっと波立つ様子や、足の裏もばっちり観察できて、なかなか楽しかったです。
では、これは?

ケセラン・パサラン? ヤマブシダケ?
柵のところに「ホッキョクギツネ」と書いてなければ、何が何だか。私たちがいる間は、結局動いてくれませんでした。こちらは色で想像がつきますね。

おなかが黒い動物。別名、楽太郎改め六代目圓楽とも言います。
そういえば、学生時代の後輩(男子)が
レッサーパンダと呼ばれてたなあ(笑)。

これもわかりますね。

タンチョウヅルでした。
頭頂の赤いところが写っていませんが。
この洗面器に片足突っ込んだ個体も、私たちが帰るまでずっとこのままの姿勢でした。まあ、寒いと動く気がなくなりますから気持ちはわからなくもありませんが、もう少しやる気のあるところを見せていただきたかったかと。
これも有名なのでわかりますよね。

ヒントが寝そべってるし。
しかし、後ろ姿がおっさんくさいというか。

すごい着ぶくれ状態! 親より大きいです。
目つきが悪くて、ちょっと不気味。

大人になるとこんな姿。
キングペンギン(オウサマペンギン)でした。
では、これは?

これも説明がなければ何が何だか。
別にふて寝をしているわけではなくて
いつも午後1時半くらいにならないと起きてこないんだそうです。
というわけで、2時すぎくらいに見に行ったのですが・・・。

失礼!
白いのは、降っている雪が写り込んだだけで
私がボカシを入れたわけではありません(殴)
シンリンオオカミです。
白いのがメス、黒いのがオス。

キリリとしてかっこいいですね。カメラ目線でポーズをとってくれたり(?)、なかなかサービス精神旺盛でしたよ。営業部長と呼んであげましょう。
すごい雪!
昼は「はこだてビール」で4種ビールのサンプラー。紅鮭のカマの燻製、ニシンのマリネ、イカそうめん。ヨッパ。
朝函館入りしたときはあんなにいい天気で、これなら函館山の夜景も楽しめるかなと思っていたのですが、昼過ぎから降り始めた雪の降りがすごくなって来ました。絶対に茶太郎のせいだと思います。しかたなくお茶してます。
食べてばっかり。観光はいったいどこへ?
知内(しりうち)で臨時停車なう。
この先にある、「さつかり」「いずみさわ」「かまや」の各駅で雪でポイントの切り替えができないんだそうで、運転の見込みはたっていないとのこと。
到着したらすぐに朝市で海鮮丼で朝ごはん!と思っていたのに。お腹すいたよう。
ちなみに、途中で車掌さんが交代したそうでJR北海道の「こうべ」さんと「ちば」さんだそうで。西日本と東日本からの応援部隊?
郡山なう
が、コンパートメントの中はえらく空気が乾燥。身も心も乾いてしまいそうなぴーこ、マスクして本を読んでます。
目的地の函館へは明朝6:35到着。6:30までアナウンスがないので、がんばって自力で起きなければ!
朝食は朝市でウニ、イクラ、ホタテの載ったばちあたりな海鮮丼を食する予定。
B寝台なう
行きは北斗星、帰りは飛行機の予定で、寝台車初体験。デュエット個室です。
電車の揺れに身を任せて寝台にごろんと寝っころがるのは、ぼんやりとものを考えるのにいいかもしれません。静かな寝室のベッドと違って、思考が危うい隘路に入り込むこともなさそうで。アメリカ西部の荒涼とした砂漠を突っ切るハイウェイを車でひた走るのと、ちょっと感じが似てるかも。
しかし、パソコン以外の通信機器というのは、ちょっとした連絡はともかく、考えながら文章を入力するツールにはできません。やはりどうに苦手。まあ、携帯やスマートフォンで中味のあることをガンガン書きまくって送信している自分なんていうのは、想像もつかないし、そうなりたいわけでもないので別に問題はないのですが。
茶太郎すでにおネムで、いびきかいてます。
「ヤマ犬猫病院」
2日目の午後は、小諸か追分のあたりを散策したいと思っていたのですが、中途半端にしか時間があかずお天気も悪かったので、星野温泉にあるトンボの湯にふらりと出かけてきました。広々としてなかなかよかったです(入浴料1,200円)。日帰り温泉って、男女で出かけると別々の行動になってしまうので、茶太郎と出かけるときにはほとんど利用したことがなかったのですが、どうせひとりぼっちだし、というときにはいいですね。
で、そのトンボの湯への行き帰りに見かけた動物病院の看板が、タイトルに掲げた「ヤマ犬猫病院」。とっさに「ヤマ犬/猫病院」と読んでしまいました。いやもちろん、「ヤマ/犬猫病院」と読むべきだというのは冷静に考えればわかるんですが。
山犬の院長先生が治療に通ってくる猫たちを診察するという、宮沢賢治的シュールな光景が頭の中で展開されました。やっぱりここの院長先生は、いろいろと「注文が多い」のかしら。