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THE BRANDYWINE

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夏場所

 両国で、大相撲の夏場所をみてきました。

 「○○ちゃんと●●ちゃんと一緒に出かけるから晩ご飯は自分で作って食べてね」と茶太郎に言ったところ、いつもは私を喜んで送り出してくれる茶太郎(←留守中によからぬことをしているに違いない!)、不在の理由が相撲観戦だと知ると「ずるーい!」、「4人そろえばマス席だよ」、「そんなにデブの男の裸が見たいのか!」(←そんなのは、家で毎日みてます)と抵抗を試みておりました。しかし、残念ながら茶太郎はお留守番。

 両国の駅前から国技館のほうを見ると、おすもうさんたちが建物に入っていくのが柵越しに見えます。さっそく白鵬に似たお相撲さんを発見。あとで友人に「白鵬みたよー」と言ったところ、横綱・大関は、その通路を通らずに直接に建物に入っていけるようになっているのだと教えてもらいました。私が白鵬だと思ったのは別のおすもうさんだったようです。

 いちばん安いイス席C(3,600円)がすでに売り切れだったので、イス席B(4,900円)を買って入場。チケット確認の向こうに長いテーブルがあって係員の人がいるので、東京ドームでやっている持ち物チェックかと思ったら、アルコールがおいてあって、手の消毒をしなければならないようになっていました。こんなところにも新型インフルエンザの影響が。
 入場後、相撲博物館(博物館といっても、広めの1部屋だけですが)を見学。今年は明治42年に常設の国技館ができてちょうど100年だそうで、国技館の歴史についての紹介がしてありました。常設館の開館前はお天気の影響を受けていたんですねー。
 見学したあと建物の外に出て(といっても敷地の中)、「出勤」してくるお相撲さんたちをみて楽しみました。

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 安美錦と豪栄道。ほかに姿をみることのできたおすもうさんは、時天空、普天王などなど。

 敷地の入り口の守衛室前には、やっぱり消毒のためのアルコールのボトルが。

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 手をこすり合わせて消毒しているのは、ロシア出身の阿覧。

 初めて生でみた相撲は、やっぱり迫力がありました。「マス席の後ろのほうよりも、イス席の前のほうがずっとよく見えるよ」とは、相撲をよく見ている友人の弁なのですが、本当にその通りで、2階の正面だと、土俵の上での力士の動きだけでなく、花道の様子などもよく見えてなかなか面白いです。普段テレビで見ているのとは違う角度で、動きの早さなどもテレビで見ているのよりもずっとリアルに感じられます。
 テレビ中継といちばん違うのは、音の響き方でしょうか。呼び出しの前の拍子木の音、力士が気合いを入れて体をはたく音、清めの塩のついた手をまわしでパンパンとはたく音。音がすっと上に上がってきます。あとは、盛り上がってきたときの館内の一体感。
 生で見てもテレビで見ても、おすもうさんの大きさは変わらないはずですが、生で見るとやはり山本山の大きさは目をひきます。あの大きさは反則ですね(笑)。それにくらべて豪風のちっちゃいこと。能代の二ツ井中学の子供たちが修学旅行か何かで来ていて、みんなで声をそろえて「たーけーかーぜーー!」と声援を送っていましたが(豪風は秋田県出身)、ころりんとあっけなく転がされてしまい、残念。
 取り組み自体は、この日はあっけなく勝負のついてしまうものが多くて、チーム・ジャパンもなんだかあまり勝てず、勝負としてはちょっと物足りない感じの日でしたが、生での相撲観戦は迫力・臨場感にあふれとても楽しいものでした。よく相撲を見ている友人に、たんなる知識ではなくて、観戦するときの目のつけどころ的なことをいろいろと教えてもらえたような気がして、楽しさ倍増でした(どうもありがとう!)
 というわけで、次の9月には茶太郎を連れて行ってあげようと思います。

 国技館を出て飲みに行く前に、近くの回向院を散策しました。鼠小僧のお墓があって、墓石を削ったものを持っていると、博打に御利益があるのだとか。ネットで調べたら、受験生にも人気なのだそうですね。

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 ちゃんと、削るための「お前立ち」が用意してありました。私は人生が博打みたいなものなので、削ってきませんでしたが。

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 鼠小僧のお墓の前で、なぜか猫が番をしていました。ここで飼われている猫のようで、なかなか毛づやもよくどっしりとした品格がありました。ちょと目つきが悪かったけど。

 回向院から両国の駅前に戻り、お魚のおいしそうなお店で飲みました。
 自分たちの感覚と世間一般のマジョリティの感覚とのずれを認識しつつ、「それでも、これっておかしいよね」「たとえ気が進まなくても、これは世の中の構成員として果たすべき責任だよね」などと気炎を上げながら(?)、いやー、飲んだ、飲んだ。調子に乗って飲み過ぎました。最後のほうは、お互いかなり酔っぱらって言葉がすぐに出てこなくなりながらも、いい気分で楽しい時間を過ごしました。
 あまり強くない私にとっては、ちょっとやばい酒量でしたが、人様に迷惑をかけることもなく、電車を乗り過ごすこともなく、貧血寸前になりながらも無事に家にたどりついたのでした。
# by thebrandywine | 2009-05-20 23:57 | 近くにお出かけ

夕暮れ時に3セット

 きのうは、都心であれこれ用事をすますついでに、懸案だった茶太郎の服選びもしてきました。
 すくすくと順調に成長を続ける茶太郎、実はこのところ(私よりもさらに)成長著しく、とうとう今回——ズボンはいつものことながら——、シャツのサイズまで1段階アップしてしまいました。いままでのサイズだと、おなかがはじけそうだったもので。
 「これいいね」と意見が一致したシャツを、1つ上のサイズで取り寄せるか、これまでのサイズを買ってそれに体を合わせるか(爆)、悩んだのですけれど、幸か不幸か、1サイズ上のシャツは文字通りの完売で(あんまり数を作っていないんでしょう)取り寄せもできず、そのシャツの購入はとりあえず見送ることになりました。
 さすがに、シャツが着れなくなったのがショックで、さらにまじめに摂生しようと心に誓ったのか、あるいは、買物が一通り終わって入ったカフェでつい出来心で頼んでしまったチョコレートケーキのあまりの巨大さに恐れおののいたか(2人で1個にしたのですが、いやいや、ものすごかった!!! お昼を軽めにしたのにその努力が全部吹っ飛んでしまうほど巨大でした)、今日は夕方、少し涼しくなってからトレーニングに励んでおりました。
 で、スクワットとか腹筋運動をしながら、「夕方だから、これを1セットじゃなく3セットしなくちゃいけないんだよ」と言うので、真顔で「やる時間帯によってトレーニングの量って違うの?」と聞いたところ、「夕暮れなのでサンセット(sunset)」という答えが返ってきました。
 汗だらだら流しながら、変なギャグを言うんじゃないのっ!

 とりあえず、あんまりがんばりすぎないで、持続可能なペースでがんばろうね。取り戻せ、バーゲン体型!

 私のほうは、体重については変動もあるので「もうあと一息」というところですが、先日ここで目標にした「-2kg、-2%、-2cm」をほぼクリア。要は、この数ヶ月いかに不摂生かつ自堕落な生活を送っていたか、ということなんですけれど。今後さらに同じだけ減らしてベストの状態にもっていけたらなあ、と妄想しているところですが、ここからは時間をかけて身についてきた部分なので、きっと大変なはず。背中と太ももの「肉襦袢」をせめて1枚は脱ぎたいのですが、まあ気長にいこうと思っています。

 明日は、学生時代の友人たちと、両国の国技館で大相撲観戦です。
# by thebrandywine | 2009-05-18 22:11 | 日常生活

連鎖

 きのう、とあるホームセンターで、私はダイエット(?)の成果を測定する巻き尺を探していたのですが・・・。
 少し離れたところから、若くも老けてもいない女性の罵声が。「てめー、っせー(うるせー)んだよっ。××(←よく聞き取れなかった)してんじゃねーよっ。」
 びっくりして顔を上げると、5歳前後の男の子2人兄弟とその両親らしき夫婦。いわゆる「ヤンママ」という風情ではなく、5歳児の母親の年齢としては、ごく平均的かやや高め。で、母親がさらにもう一声。「いいかげんにしないと、殴るよっ。」
 母親は、激して感情的になっているという様子ではなく、その表情は無表情。横にいた兄弟の父親もまったく顔色を変えていません。子供たちは、ぴたっと静かに。なにごともなかったかのように。不気味・・・。

 普段、きっと殴っているんでしょうね。

 暴力が連鎖する現場を見てしまったようなやりきれない気持ちになりました。おそらくはこの母親も、そのまた親から暴力の鎖の輪を受けとってしまったのでしょう。そして、その親も連鎖の中にいたのでしょうから、彼女や彼女の親を責めたって問題の解決にならないことを、私も頭では理解しているわけですが、どうしても気持ちがついて行きません。自身に子どもがいないことと、なかなか大人として成熟しきれないことと、その両方に原因があるのだとは思うのですが。そして、もしかしたら、この2つは原因ではなく結果なのかもしれないのですけれど。

 先日読んだ玄田有史『希望学』(2006年 中公新書ラクレ)で引用されていた「子ども」という詩に感銘を受けたので、引用してみます。感銘を受けた、と言っても、そこに書かれているのはごくごくあたりまえのことなのですけれど。スウェーデンの中学校の社会科の教科書に掲載されていたもので、2005年に皇太子が誕生日の会見で紹介したことで有名になったものだそうですので、ご存じの方も多いかも知れないですね。
 ただ、この詩を紹介している『希望学』でも留保がつけられているのですが、このスウェーデンの教科書がさらに深いのは、末尾に課題がもうけられていること。なかなか手強い課題です。こちらも孫引きになりますが引用しておきます。
  「子ども」   ドロシー・ロー・ノルト

批判ばかりされた 子どもは
 非難することを おぼえる
殴られて大きくなった 子どもは
 力にたよることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは
 ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは
 鈍い良心の もちぬしとなる
しかし、激励をうけた 子どもは
 自信を おぼえる
寛容にであった 子どもは
 忍耐を おぼえる
賞賛を受けた 子どもは
 評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した 子どもは
 公正を おぼえる
友情を知る 子どもは
 親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは
 信頼を おぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じとることを おぼえる
(『あなた自身の社会——スウェーデンの中学教科書』より)

【課題】 あなたは、詩「子ども」のどこに共感しますか。激励や賞賛が良くないのはどんなときですか。この詩は、大人に対して無理な要求をしていませんか。両親が要求に対して応えきれないのはどんなときか、例を挙げましょう。

# by thebrandywine | 2009-05-17 23:15 | その他いろいろ

エコポイント

 きょうから「エコポイント制度」なるものがスタートしたそうですが、現段階で決まっていることだけみても、えらくしちめんどくさそうな制度ですね。ポイントをつけてもらうのに、きちんと保存しておいた書類を郵送しなくちゃいけないそうで、これは、悪名高いアメリカの「リベート商法」にならったのではないかと勘ぐりたくなるほど。
 しかも、詳細は今のところ未定、じっさいに交換できるのは8月頃になるとの話。この制度の運用が決まったという報道がされた段階では、制度を利用して、そろそろ15歳になるエアコン(この冬は調子よかったのですが、ときどき悲鳴を上げているので、買い換えたいとずっと思っていたもの)を選手交代させようかな、と思ったりもしたのですけれど、今日の新聞やテレビの報道を見て、直感的に、制度の詳細が決まるまでは買い控えようと思いました。運用するのが政府でなければ、こんなあやしげな制度はないんじゃないでしょうか(まあ、今の状況をみると、政府にそれだけの信用力があるかどうか、はなはだ疑問ですが)。
 私の「8月頃までは様子見」という直感が、世間の多くの人たちと共有される感覚なのかどうか、よくわかりませんが、もし多くの人が同じように感じるのだとすれば、エコ特需による消費刺激どころか、かえって消費者の買い控えを生んでしまうんじゃないか、なんて思ってしまったのでした。
 しかし、このエコポイント還元も、もとはといえば、私たちが支払った税金から出ているのですよね。タコが自分の足を食っている図がうかびます。


※ アメリカの「リベート商法」というのは、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、家電量販店などで、「○○ドルのキャッシュバック!」などと書いてあって、そのキャッシュバック分を値引きした後の価格が表示してあるものです。
 消費者としては、どうしても値引き後の価格につられてしまうわけですが、このキャッシュバックというのがクセモノ。店頭では値引きされず、購入後、めんどくさい書類にごちゃごちゃと記入をして、これをキャッシュバックを行う会社(家電量販店とはまったく別のリベート専業会社だと思います)に郵送しなければなりません(ここまでは実体験)。で、その後、リベート分の小切手が送られてくるので、これを自分の口座のある銀行に持って行って預金記帳してもらうわけですが、ネットで読んだ情報によれば、なかなか小切手が送られて来ないことも多く、問い合わせをすると「いま手続中です」とか何とか、「そば屋の出前」的な言辞でこちらの要求がはぐらかされるんだとか。
 我が家の場合は、そこまで不誠実な対応には出会いませんでしたが、めでたく送られてきた小切手は、こんどは換金できる期間がかなり短く設定されていたりします。はっきり覚えていないのですが、これで無駄にしたリベートがあったように記憶しています(記憶違いだったらごめんなさい)。
 まとめると、(1) めんどくさい書類への記入、(2) 要求があるまで小切手を送らないことがある(しかも、数度の請求を経てようやくというケースも←これはネットでの見聞)、(3) 小切手の換金期間が短い、ということで、消費者がリベートをじっさいに手にするまでに、少なくとも3段階にわたる障壁が設けられている、ということです。リベートを支払う会社も、当然、これを見込んで事業を展開しているものと思われます。

 今回の「エコポイント」の場合、上の3つの障壁のうち、少なくとも、(1)と(3)にはあてはまるような気がするのですが。
# by thebrandywine | 2009-05-15 21:29 | その他いろいろ
 なんでも、土日祝日だけでなくお盆の平日も1,000円で乗り放題にすると国交省が決定したそうですが、何か間違っているような気がします。この割引制度でどっと人が高速に押し寄せて集中による大渋滞→その間、大量の自動車から大量のCO2が排出という構図になるのは間違いないわけで、少なくとも(それが正しいかどうかはともかく)「エコ」という時代の流れには逆行しているのではないかと。いったいどんな経済効果があるんだか、いまだによくわからないぴーこです。
 まあ、そんな大上段に構えたことを言わずとも、お盆の長距離移動で疲弊する立場からすれば、1,000円で大渋滞になるのなら、1桁違う正規料金のままでかまわないから渋滞しないでくれたほうがよっぽどありがたいですなー。例年、なるべくお盆の3日間をはずして、できれば世間の車の流れとは逆の方向に移動するように心がけていますが、今年のお盆は、いつもにまして念入りに作戦を立てねば。
# by thebrandywine | 2009-05-14 22:47 | どうでもいいこと

茶太郎+ぴーこのおばかな日常: ぴ「うりゃー!」 茶「ぐぇぇぇ~」


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