2009年 05月 20日
夏場所
両国で、大相撲の夏場所をみてきました。
「○○ちゃんと●●ちゃんと一緒に出かけるから晩ご飯は自分で作って食べてね」と茶太郎に言ったところ、いつもは私を喜んで送り出してくれる茶太郎(←留守中によからぬことをしているに違いない!)、不在の理由が相撲観戦だと知ると「ずるーい!」、「4人そろえばマス席だよ」、「そんなにデブの男の裸が見たいのか!」(←そんなのは、家で毎日みてます)と抵抗を試みておりました。しかし、残念ながら茶太郎はお留守番。
両国の駅前から国技館のほうを見ると、おすもうさんたちが建物に入っていくのが柵越しに見えます。さっそく白鵬に似たお相撲さんを発見。あとで友人に「白鵬みたよー」と言ったところ、横綱・大関は、その通路を通らずに直接に建物に入っていけるようになっているのだと教えてもらいました。私が白鵬だと思ったのは別のおすもうさんだったようです。
いちばん安いイス席C(3,600円)がすでに売り切れだったので、イス席B(4,900円)を買って入場。チケット確認の向こうに長いテーブルがあって係員の人がいるので、東京ドームでやっている持ち物チェックかと思ったら、アルコールがおいてあって、手の消毒をしなければならないようになっていました。こんなところにも新型インフルエンザの影響が。
入場後、相撲博物館(博物館といっても、広めの1部屋だけですが)を見学。今年は明治42年に常設の国技館ができてちょうど100年だそうで、国技館の歴史についての紹介がしてありました。常設館の開館前はお天気の影響を受けていたんですねー。
見学したあと建物の外に出て(といっても敷地の中)、「出勤」してくるお相撲さんたちをみて楽しみました。
安美錦と豪栄道。ほかに姿をみることのできたおすもうさんは、時天空、普天王などなど。
敷地の入り口の守衛室前には、やっぱり消毒のためのアルコールのボトルが。
手をこすり合わせて消毒しているのは、ロシア出身の阿覧。
初めて生でみた相撲は、やっぱり迫力がありました。「マス席の後ろのほうよりも、イス席の前のほうがずっとよく見えるよ」とは、相撲をよく見ている友人の弁なのですが、本当にその通りで、2階の正面だと、土俵の上での力士の動きだけでなく、花道の様子などもよく見えてなかなか面白いです。普段テレビで見ているのとは違う角度で、動きの早さなどもテレビで見ているのよりもずっとリアルに感じられます。
テレビ中継といちばん違うのは、音の響き方でしょうか。呼び出しの前の拍子木の音、力士が気合いを入れて体をはたく音、清めの塩のついた手をまわしでパンパンとはたく音。音がすっと上に上がってきます。あとは、盛り上がってきたときの館内の一体感。
生で見てもテレビで見ても、おすもうさんの大きさは変わらないはずですが、生で見るとやはり山本山の大きさは目をひきます。あの大きさは反則ですね(笑)。それにくらべて豪風のちっちゃいこと。能代の二ツ井中学の子供たちが修学旅行か何かで来ていて、みんなで声をそろえて「たーけーかーぜーー!」と声援を送っていましたが(豪風は秋田県出身)、ころりんとあっけなく転がされてしまい、残念。
取り組み自体は、この日はあっけなく勝負のついてしまうものが多くて、チーム・ジャパンもなんだかあまり勝てず、勝負としてはちょっと物足りない感じの日でしたが、生での相撲観戦は迫力・臨場感にあふれとても楽しいものでした。よく相撲を見ている友人に、たんなる知識ではなくて、観戦するときの目のつけどころ的なことをいろいろと教えてもらえたような気がして、楽しさ倍増でした(どうもありがとう!)
というわけで、次の9月には茶太郎を連れて行ってあげようと思います。
国技館を出て飲みに行く前に、近くの回向院を散策しました。鼠小僧のお墓があって、墓石を削ったものを持っていると、博打に御利益があるのだとか。ネットで調べたら、受験生にも人気なのだそうですね。
ちゃんと、削るための「お前立ち」が用意してありました。私は人生が博打みたいなものなので、削ってきませんでしたが。
鼠小僧のお墓の前で、なぜか猫が番をしていました。ここで飼われている猫のようで、なかなか毛づやもよくどっしりとした品格がありました。ちょと目つきが悪かったけど。
回向院から両国の駅前に戻り、お魚のおいしそうなお店で飲みました。
自分たちの感覚と世間一般のマジョリティの感覚とのずれを認識しつつ、「それでも、これっておかしいよね」「たとえ気が進まなくても、これは世の中の構成員として果たすべき責任だよね」などと気炎を上げながら(?)、いやー、飲んだ、飲んだ。調子に乗って飲み過ぎました。最後のほうは、お互いかなり酔っぱらって言葉がすぐに出てこなくなりながらも、いい気分で楽しい時間を過ごしました。
あまり強くない私にとっては、ちょっとやばい酒量でしたが、人様に迷惑をかけることもなく、電車を乗り過ごすこともなく、貧血寸前になりながらも無事に家にたどりついたのでした。
「○○ちゃんと●●ちゃんと一緒に出かけるから晩ご飯は自分で作って食べてね」と茶太郎に言ったところ、いつもは私を喜んで送り出してくれる茶太郎(←留守中によからぬことをしているに違いない!)、不在の理由が相撲観戦だと知ると「ずるーい!」、「4人そろえばマス席だよ」、「そんなにデブの男の裸が見たいのか!」(←そんなのは、家で毎日みてます)と抵抗を試みておりました。しかし、残念ながら茶太郎はお留守番。
両国の駅前から国技館のほうを見ると、おすもうさんたちが建物に入っていくのが柵越しに見えます。さっそく白鵬に似たお相撲さんを発見。あとで友人に「白鵬みたよー」と言ったところ、横綱・大関は、その通路を通らずに直接に建物に入っていけるようになっているのだと教えてもらいました。私が白鵬だと思ったのは別のおすもうさんだったようです。
いちばん安いイス席C(3,600円)がすでに売り切れだったので、イス席B(4,900円)を買って入場。チケット確認の向こうに長いテーブルがあって係員の人がいるので、東京ドームでやっている持ち物チェックかと思ったら、アルコールがおいてあって、手の消毒をしなければならないようになっていました。こんなところにも新型インフルエンザの影響が。
入場後、相撲博物館(博物館といっても、広めの1部屋だけですが)を見学。今年は明治42年に常設の国技館ができてちょうど100年だそうで、国技館の歴史についての紹介がしてありました。常設館の開館前はお天気の影響を受けていたんですねー。
見学したあと建物の外に出て(といっても敷地の中)、「出勤」してくるお相撲さんたちをみて楽しみました。
安美錦と豪栄道。ほかに姿をみることのできたおすもうさんは、時天空、普天王などなど。
敷地の入り口の守衛室前には、やっぱり消毒のためのアルコールのボトルが。
手をこすり合わせて消毒しているのは、ロシア出身の阿覧。
初めて生でみた相撲は、やっぱり迫力がありました。「マス席の後ろのほうよりも、イス席の前のほうがずっとよく見えるよ」とは、相撲をよく見ている友人の弁なのですが、本当にその通りで、2階の正面だと、土俵の上での力士の動きだけでなく、花道の様子などもよく見えてなかなか面白いです。普段テレビで見ているのとは違う角度で、動きの早さなどもテレビで見ているのよりもずっとリアルに感じられます。
テレビ中継といちばん違うのは、音の響き方でしょうか。呼び出しの前の拍子木の音、力士が気合いを入れて体をはたく音、清めの塩のついた手をまわしでパンパンとはたく音。音がすっと上に上がってきます。あとは、盛り上がってきたときの館内の一体感。
生で見てもテレビで見ても、おすもうさんの大きさは変わらないはずですが、生で見るとやはり山本山の大きさは目をひきます。あの大きさは反則ですね(笑)。それにくらべて豪風のちっちゃいこと。能代の二ツ井中学の子供たちが修学旅行か何かで来ていて、みんなで声をそろえて「たーけーかーぜーー!」と声援を送っていましたが(豪風は秋田県出身)、ころりんとあっけなく転がされてしまい、残念。
取り組み自体は、この日はあっけなく勝負のついてしまうものが多くて、チーム・ジャパンもなんだかあまり勝てず、勝負としてはちょっと物足りない感じの日でしたが、生での相撲観戦は迫力・臨場感にあふれとても楽しいものでした。よく相撲を見ている友人に、たんなる知識ではなくて、観戦するときの目のつけどころ的なことをいろいろと教えてもらえたような気がして、楽しさ倍増でした(どうもありがとう!)
というわけで、次の9月には茶太郎を連れて行ってあげようと思います。
国技館を出て飲みに行く前に、近くの回向院を散策しました。鼠小僧のお墓があって、墓石を削ったものを持っていると、博打に御利益があるのだとか。ネットで調べたら、受験生にも人気なのだそうですね。
ちゃんと、削るための「お前立ち」が用意してありました。私は人生が博打みたいなものなので、削ってきませんでしたが。
鼠小僧のお墓の前で、なぜか猫が番をしていました。ここで飼われている猫のようで、なかなか毛づやもよくどっしりとした品格がありました。ちょと目つきが悪かったけど。
回向院から両国の駅前に戻り、お魚のおいしそうなお店で飲みました。
自分たちの感覚と世間一般のマジョリティの感覚とのずれを認識しつつ、「それでも、これっておかしいよね」「たとえ気が進まなくても、これは世の中の構成員として果たすべき責任だよね」などと気炎を上げながら(?)、いやー、飲んだ、飲んだ。調子に乗って飲み過ぎました。最後のほうは、お互いかなり酔っぱらって言葉がすぐに出てこなくなりながらも、いい気分で楽しい時間を過ごしました。
あまり強くない私にとっては、ちょっとやばい酒量でしたが、人様に迷惑をかけることもなく、電車を乗り過ごすこともなく、貧血寸前になりながらも無事に家にたどりついたのでした。
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by thebrandywine
| 2009-05-20 23:57
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